初心者のためのExcel(エクセル)マクロVBA入門-プログラミング基礎まとめ
ここまでで、プログラミングの基礎は終わりです。はっきり言って、Excelマクロでのプログラミングはあきれるくらいシンプルです。他のプログラミング言語に比べて圧倒的に学習コストが少なくて済みます。きちんと「オブジェクトの指定ができる」「関数を使い方」「変数」「制御構文」だけ理解できればいいだけです。だからこそ、みなさん是非学んで欲しいですね。
プログラミング基礎のまとめ
簡単ですが、ざっくりとこれまでプログラミング基礎についてまとめました。詳しくは各回を見てくださいね。
第2回まとめ
- プログラムはプロシージャという単位でできている
- プロシージャは複数の命令文でできている
- プログラムは書いた順番に上から実行される
- プログラムを実行するときは「F5」キーを押す
- 命令文は以下の4つから成り立っている
- ステートメント
- プロパティ
- メソッド
- 関数
第3回まとめ
- 出力するには場所を正確に指定すること
- 場所は「.」でつないで記述する
- 省略は悪!
- 文字列は「ダウブルクオート」で括る
省略して書くことは、プログラムが分かりにくくなるだけでなく、状況や環境が変わると動かなくなるプログラムになってしまいます。また、この出力する場所というのが、あとに説明するオブジェクトの指定のことでした。
第4回まとめ
- 変数とは名前を入れる箱である
- 変数には以下の性質がある
- 変数には名前を付けることができる
- プログラム終了と同時消去される
- 変数に入れた値は保持される
- データの出し入れが自由、入れ直しも可能
- 変数の利用範囲は決まっている(スコープ)
- 変数は必ず作成(宣言)する必要がある(省略は悪!)
変数はプログラムを組む上で非常に重要ですので、しっかり理解してください。
第5回まとめ
- 変数にはデータ型があり、変数の使途を明確にします。
- データ型には以下のようなものがある
- String型(文字列)
- Long型(長整数)
- Integer型(短整数)
- Boolean型(論理)
- Date型、WorkSheet型など(オブジェクト)
- Variant型(汎用)
- 変数とデータ型はセットで宣言する
- 演算子は各計算や代入を行う時に使う記号(+とか-とかのことです)
- 代入演算子は=のこと
- 算術演算子(* ^ / \- \+など)
- 比較演算子(< <= > >= <> など)
- 論理演算子(And Or Notなど)
このあたりはマクロを作成する上での文法でいう品詞のようなものですので、覚えるだけです。まぁ覚えてなくてもググればすぐわかる話ですが、使っていくうちに覚えると思います。
第6回まとめ
- 関数とはある入力に対して何か結果を出力するものまたは式
- 関数に入れる入力値を引数(ひきすう)、出力する値を戻り値という
- Excelには様々な関数が用意されている
- 関数は独自に作ることもできる
文章で書くとわかりにくいですが、要はInputBoxとかMsgBoxとかのことことです。何か処理をして値を返すものですね。関数のことをメソッドと呼ぶこともあります。
次回は残りのまとめですー。