初心者のためのExcel エクセルマクロVBA入門：本当にマクロが必要ですか？

その仕事？本当にマクロが必要ですか？

今日はちょっと視点を変えて、こんなお話。こんなブログをやっているので私はそこそこエクセルやマクロには詳しいつもりです。他のプログラミング言語も扱いますし、だからなんだ？ということではないのですが、簡単なマクロとかでも作ってみせると「すごいですね！」ということを言われるのですが、これはちょっと違うと思うのです。

大切なのはそのマクロで何をしたいのか？

「マクロができることがすごい」のではなくて、「課題をマクロで解決したことによって得られたもの」の方がすごいんです。マクロは単なる手段でしかありません。大切なのはそのマクロで何が達成されたのか？です。

コストを下げたいのか？作業効率を上げたいのか？はたまた売り上げを上げたいのか？

マクロを使ったことで帰って作業効率が悪くなったのでは、その手段は意味がないですし、どんなに中身にすごい技術を使ったマクロでもそのマクロは

ゴミです。

残念ながら、技術というのは適切に利用され、初めて効果を生むのです。あくまで目的を達成できるかどうか？が大切なのです。これは本当に大切なことです。しかし、実現したいこと、表現したいことがあり、それによる効果が計り知れない時にその技術や手段がなければ達成することはできません。

技術（手段） > 目的（要望）ではない！

ということです。しかし、技術があって初めて目的を達成できることも沢山あります。ですので、手段の上に目的が乗っていて、その手段が強固で確かなものであれば、目的を大きく達成することができます。

つたないマクロでは、大きな目的をかなえることは難しいですよね？でも確かなマクロプログラミング技術があれば、いろんな目的を達成できそうです。しかし、目的に到達することが大切なのですから、別にマクロでなくても良いわけですよ。ぶっちゃけ。

同じ効果を得られるのならマクロにこだわる必要はありません。本当に最初の方の記事でも書きましたが、マクロ1本きっちり仕上げて作るのは意外と工程がかかるし、プログラミングも物によっては複雑です。人が1時間でやって終わる作業に4時間かけてマクロ作ってもなんの意味もありません。別に「すごくない」のです。

マクロは手段でしかないのだ。

手段にこだわっても仕方がないですよね？別に東名高速使おうが中央道使おうが、大阪に行ければ一緒です。手段はあくまで手段でしかありません。それがどんなにすごくても、目的が達成できなければ意味がないのです。手段は無数にあります。マクロでなくてもエクセルの関数だけで出来るかもしれない。WEBを使えばもっとすごいものができるかもしれない。でも、実はエクセルの関数を自作するだけで、目的は達成できた。さてどの手段を使いましょうか？

答えはわかりますよね？

エクセルマクロを身に着けることは手段の幅を広げること

ただそれだけとお考えください。ただ、この手段は結構強力です。ですから私は習得を強くお勧めしますし、それによって実現できる幅は普通にエクセルを使った時の何倍にもなります。間違いなく。しかし、ただの手段です。

マクロが使えるぜ！へへん。

ではなく、是非。

マクロを使うとこんなことやあんなことが実現できるよ！

になってください。そして、是非この強力な手段で、たくさんの目的を達成してほしいと思います。

今日はここまで！

かしこ