初心者のためのExcel(エクセル)マクロVBA入門-プログラミング基礎まとめ その2
第7回まとめ
- 条件分岐構文if文、Select文がある
IF文の構文は以下
If 条件 Then 処理1 ElseIf 条件 Then 処理2 Else 処理3 End If
Select文の書き方は以下
Select Case 変数 Case Is 比較条件 変数が比較条件を満たした場合の処理 Case Is 比較条件 変数が比較条件を満たした場合の処理 Case Else 変数が条件以外の場合の処理 End Select
第8回まとめ
For Next文は以下の通り
For 変数 = 初期値 To 終了値 Step ステップ値 処理A Next
- 構文としてはFor文とDo Loop文くらいで十分
- 繰り返し構文を入れ子構造(ネスト)することでより複雑な処理が可能
- あまり深くネストすると処理が遅くなるので注意する
繰り返しのネストの例はこちら
For i = 1 to 100 For j = 1 to 100 sheet1.cells(i, j).value = j Next Next
第9回まとめ
- オブジェクトとはExcelを構成するすべての「物」のこと
- ブックオブジェクト、シートオブジェクトなど、Excelのすべてはオブジェクトで表現される
- オブジェクトは他のオブジェクトで構成されている
ブックオブジェクトはシートオブジェクト3つですよね。シートオブジェクトもRangeオブジェクトをはじめたくさんのオブジェクトを持っています。
第10回まとめ
- プロパティはオブジェクトの「性質」
- メソッドはオブジェクトを操作する命令のこと
プロパティは値を設定する。と言います。メソッドは実行する。と言います。ではオブジェクトは?
答えは指定する。です。
オブジェクトの指定がちゃんとできれば、Excelマクロは覚えたも同然です!
第11回まとめ
- Excelマクロの本質はオブジェクトの正しい指定
- マクロの自動記録はオブジェクトは省略されている
- これが何のオブジェクトなのかが人もコンピュータも明確にわかることが重要
補足すればマクロの自動記録はオブジェクトは省略する癖に、メソッドの引数は省略OKなものまですべてきれいに記録します。だからだらだらと長いコードができてしまったりします。メソッドはきちんと使い方を調べてから使いましょう。
第12回まとめ
- オブジェクトの指定方法は複数ある
- オブジェクトは独自に名前を付けることができる
- オブジェクトを選択しプロパティウィンドウから変更できる
- オブジェクトを変数にいれて指定に利用することができる
オブジェクトは基本的に変数に入れて利用します。シートオブジェクトは直接名前を変更する方がわかりやすいです。
以上で基本は一通り終わりです。次回から実践的に、どんどんコードを載せていくつもりです。基本的な操作から、ちょっと難しいものまでどんどん載せたいと思います。
かしこ